私たちは、「人が輝き!地域を元気に!」を合言葉に「伝承芸能ふるさと太鼓」として地域の活性化を願い活動してまいりました。 毎年6月の「ふるさと踊りと餅っこまつり」、9月の「北秋田市たかのす太鼓まつり」、11月の「北秋田市文化祭」を三大事業として取り組み、福祉施設の訪問や地域イベント参加にも力を入れています。
平成26年の「第29回国民文化祭あきた2014」では横手市で開催された『太鼓の祭典』に参加させていただきました。全国から集まった諸団体の演奏に大いに刺激され、心に残る貴重な体験を通してまたひとつ成長できたのではないかと思っております。
今年度は「笑顔と感動を!」を活動のテーマとし、私たちの活動のみならず幅広く、地域の皆さま、子供たちなど各方面へこの伝統を伝えたいと考え、踊り・お囃子の指導にも力を入れてまいります。
たかのす ♩ ♩ 笑顔で ♩ ♩ ふるさと太鼓 ♪♩ ♪♩ yha!
このウェブサイトでは、人へ地域へ未来へと「繋ぐ・伝える」活動の情報を発信し、地域の活性化に少しでも貢献できればそれに勝る喜びはありません。
2020年2月
佐藤 弘子
北秋田市鷹巣には700年の歴史と伝統を誇る「世界一の大太鼓」があり、太鼓の里として多くの方々に知られております。昭和62年に地域活性化の町おこしを図るため鷹巣婦人団体連絡協議会(婦団連)によって、太鼓部「婦団連たかのすふるさと太鼓」が創設されました。婦人会各会員から300円の寄付を募って太鼓を購入し、「太鼓の里・鷹巣」にふさわしく、歌と踊りに太鼓を加え「祭り」をより盛り上げよう女性パワーを集結して今に至ります。平成28年からは気持ちも新たに「婦団連」を巣立ち、「太鼓の里・たかのすふるさと太鼓」として活動しています。
平成7年から平成14年に開催されていた「大響祭」では、日本を代表する和太鼓奏者林英哲氏よりご指導いただきました。「大響ばやし」(たいきょうばやし)という合同曲を鷹巣の太鼓団体に作ってくださり、林氏と共演できたことは感動的であり、芸の厳しさを痛切に感じ、得るものがたくさんあったことと感謝しております。今も大切に演奏できることを誇りに思っております。
平成15年からは毎年9月(第2日曜日)に「大響祭」を受け継ぐ形で「北秋田市たかのす太鼓まつり」が北秋田市綴子の大太鼓の館で開催されております。財政事情より規模は縮小したものの市内太鼓団体の発表の場として、また県内外からのゲストをお招きしその妙技にふれるお祭りで年々盛況となり、私たちも毎年参加させていただいてご出演の皆さんから良い刺激を受け励みとなっております。
また私たちは、杜の都仙台の郷土芸能である「仙台すずめ踊り」を演目に取り入れ活動をしております。仙台すずめ踊りとの出会いは、平成12年頃鹿角市花輪のお祭りで、明るくアップテンポなお囃子と踊りを拝見したことでした。笑顔と大きな掛け声の楽しさに感銘を受け、私たちの演目に取り入れることにしました。平成21年、6月の「ふるさと踊りと餅っこまつり」で初めて街頭で「仙台すずめ踊り」を披露したところ、市のホームページに掲載された写真を目にした仙台のすずめ踊り関係者の方から連絡をいただき、わざわざ鷹巣に私たちのすずめ踊りを見にきてくださいました。
平成21年7月仙台の「夏まつり仙台すずめ踊り」を視察し、仙臺すずめ踊り連盟と交流を持つことができました。その後連盟有志の皆さんが来町して、踊り、お囃子をご指導くださいました。幸いにも宝くじ事業の助成を受けることができ念願のお囃子をつくることができました。また踊りの口上を創っていただき「鷹巣すずめ踊り」として完成いたしました。
すずめ踊りお囃子方強化のため、平成23年10月に仙台の音吉屋ふえ工房の音吉先生を招き篠笛の講習会を開きました。それを機に「篠笛の会」も作り、毎年講師のご指導を受け、年一回発表会「温習会」を企画し篠笛の練習に励んできました。現在は太鼓まつりにご出演いただいたご縁で篠笛・箏奏者の仲林利恵先生にご指導を受けています。
平成25年には新しく「ここはたかのす太鼓のさと」という太鼓に加え手踊りを取り入れた新曲も完成しました。仙北市田沢湖で 民族舞踊塾・万踊衆(まんようしゅう)を主宰する 菊池正平氏に依頼し、北秋田市の未来が輝かしいものになるようにと願いを込めて作っていただきました。婦人会有志の皆さんも踊り手となって加わりその想いを込めて演奏しております。
私たちは、良き縁に恵まれ、また支えられ歩んで参りました。これからも「人が輝き!地域を元気に!」を合言葉に、北秋田市の地域活性化、文化の発展を願い、人生に喜びと感動・感激・感謝を感じていけるよう日々練習に励んでおります。
過去の活動記録は各年度を選んでご覧ください